*食堂かたつむり* 小川 糸

食堂かたつむり
小川 糸 / / ポプラ社
ISBN : 4591100634
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ささやかながらも幸せにインド人の恋人と暮らしていた倫子
ある日バイト先のトルコ料理店からアパートに戻ると 恋人がいなくなっていた
恋人だけじゃなく 2人でお店を開こうとコツコツ貯めていたけっこうな金額のお金や
家財道具や大切なルクルーゼのお鍋 はてはクッキングシートまで消えていた

残っていたのは祖母の形見のぬか床だけ・・

ショックで声まで失った倫子は ぬか床を抱いて母のいる郷里に帰る

不倫の末にできた子だから 倫子と名付けた許せない母のもとに


これはお料理好きで ファンタジーなお話が好きな人はかなり好きだと思う
かくいう私も お料理ブログをやっているくらいだからお料理 嫌いではない

なので 倫子が村ではじめる 食堂かたつむりに出てくるお料理は涎垂ものだ

食堂かたつむりに訪れる1日1組の要予約の色々なお客さんから色々なことを学ぶ倫子

しかし 後半でショックなことが次々とおきる

あの子を殺すことは私にとっては意味のないことだなあ
いくら おかんがそうしろと言ったとしても それはこっちの都合で
彼女は生きていたかったんじゃないかな・・

みんなの中で生き続けていくことを許してくれたと倫子が思うのは
なんだか勝手なような気がした


思わず泣いてしまったじゃないですか・・


でもこれだけは私もマネっこしよう

倫子は食材に祈りを捧げてから調理する 命をもらうのだから

私は春キャベツにきれいだなあと感動することはあっても
祈りを捧げて調理したことはない

今日はさんまの塩焼きの予定
さんまに感謝して お味噌汁に入れる予定の豆腐とわかめにも
祈りを捧げて調理してみよう


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# by rururumaple | 2008-09-19 15:26 | 小川 糸